指揮者が先か、ホールが先か?(#オーケストラ立ち上げてみた 本編その6)

オーケストラをやる上で、1位と2位を争う大きな外的要因が、指揮者とホールだと言えるのではないでしょうか。

アマオケ運営経験者の中には、指揮者が先か、ホールが先か、この悩みに直面したことのある方がきっと多いと思います。

 

というのも、お呼びしたい指揮者のスケジュールが空いている日にホールを予約できるとは限りませんし、逆も然り、ホールが予約できた日にお呼びしたい指揮者のスケジュールが空いているとは限りません。

多忙な指揮者のスケジュールは1年先や2年先まで決まっていることもありますし、音響やアクセス、価格帯の良い人気のホールは倍率が高くてなかなか狙った日に当選しないものです。

 

2023年5月に結成した私たち。

オーケストラができる規模のホールはほとんど1年~2年前に抽選が実施されるため、今から本番を計画するとなると、最速でも2024年の6月以降となるでしょうか。

早く旗揚げ公演を実施するためには、まずホールを押さえなければいけない、と思いながらも、私たちの中では「指揮者の方が優先」だと、意見が一致していました。

 

そもそも、代表である私がオーケストラを立ち上げたいと思ったきっかけの一つに「あの指揮者とまた共演したい」という気持ちがあり、中の人Yや中の人Sにも、これまで共演してきた中で特に思い入れのある指揮者がいました。

また、オーケストラの雰囲気は指揮者の先生によって大きく変わるため、私たちがやりたいオケのコンセプトを考慮すると、私たちと「一緒に」音楽づくりをしてくださるような信頼関係を築ける指揮者をお呼びしたいね、という話に。

 

特に私は、オケをやる上で指揮者とコンサートマスターの信頼関係が非常に重要だと考えています。

そこで、私たちにとって初めてとなる演奏会には、コンマスである中の人Yが最もお呼びしたいという指揮者の先生に振っていただきたいと思いました。

中の人Yに教えてもらったその方のことを私はそれまで知りませんでしたが、中の人Yが信頼しているというならきっと間違いないはず。

 

そこで、予めその指揮者の先生のスケジュールをお聞きし、出演可能な日にホールの抽選を申し込むようにしようという話になった、

の、ですが。

 

なんとも信じられない、奇跡的なことが起こりました。

(つづく)

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この記事を書いた人

Orchestra May Lily(メリオケ)の発起人で代表です!広報と会場も兼任しています。
長崎県佐世保市出身。中高一貫の吹奏楽部でフルートとピッコロを始めました。オーケストラは大学から。学生時代からオケと吹奏楽を両立したり、自ら演奏会を企画制作したり、新しい音楽団体を立ち上げたり、演奏するのも運営するのも大好きです。これまで運営に携わった演奏会の数は数え切れません。笑
現在のお仕事はITスタートアップの広報とフリーランスWeb制作。

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