結婚式という名目で演奏会を開催した件について

前回のうんぱんマンの投稿にて「中の人Aさんの結婚式の二次会でスタッフを」「オーケストラ界隈同士の結婚式では、なぜか演奏会が開かれることがある」といった記載がありましたが。

はい、やりました。それはもう盛大に。笑

 

本編その2で私が書いた「これまで企画した演奏会の中でも過去一番レベルで大変なアンサンブルの本番」というのも、実は私の結婚式とその二次会のことでした。

夫が「結婚式よりも演奏会がやりたい」と言い出し、私が「演奏会いいね!でも結婚式もちゃんとやろうよ」と話し合った結果、何故か同日に両方やることになりまして。

 

披露宴では私たち2人を中心にアンサンブルを4曲ほど、二次会ではアンサンブルを11曲と、全体合奏を少々。

二次会はイベント会場を貸し切り、進行表の作成から打ち合わせからパンフレットの制作から何から何まで新婦が準備に走り回り、当日はどうしても体が足りないということで、スタッフを快く引き受けてくれた友人の一人がうんぱんマンなのでした。

その働きぶりといいますか、気の利かせ方が素晴らしく、うんぱんマンに任せたおかげで私は演奏(+好き勝手なトーク笑)に集中できて、とっても楽しい時間を過ごすことができました。

 

そんな結婚式の二次会は、私が「演奏会でこういうことやってみたいな〜!」とこれまで心に秘めていたことをなるだけ詰め込んでみたという実験台でもありまして。

例えば、お客さんが食べ飲みしたり歓談したり自由に過ごしながら演奏を聴ける場にしたい、とか。

(そんな魂胆を中の人Yに話したら「ストイックすぎる笑」というツッコミが笑)

 

一生に一度の晴れの日を実験台にするなんてどんな頭のおかしい夫婦かと思われるかもしれませんが、私たちが主役だからこそ、何をやっても許される場かなと甘えさせてもらい、やりたい放題やってみたところ。

それは結婚式の二次会と呼ぶべきなのかわからない場であり、かといって演奏会ともたぶんまた違っていて。

ここにしかない、唯一無二な音楽の時間が生まれたと自負しています。

 

私は、一般的なオーケストラの演奏会のあり方にずっと疑問を持ってきました。

オーケストラが好きで、クラシック音楽が好きな私でさえ、2時間くらい同じ姿勢で黙って演奏を聴いていたらどうしても疲れてしまうものです。

 

私だってなるべく静寂の中で音楽を聴きたいし、ホールの構造上、飲食を許可し兼ねることも理解の上ではありますが、もっと新しい音楽の聴き方があってもいいのではないだろうか。

すぐには難しいかもしれませんが、結婚式という名の演奏会?で得た経験をいつかどこかで活かせたらいいなあなんてぼんやり思っています。

 

結婚式とその二次会では、私たちはもちろん参加してくださったみなさんがたくさんの笑顔で楽しんでくれている様子がとにかく嬉しかったんです!

この話をするとどこまでも長く語ることができるのですが、今はこのくらいで。笑

他にも、結婚式で演奏会をやったよ〜というオケ界隈の方がいらっしゃったらぜひお話を聞きたいものです。

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この記事を書いた人

Orchestra May Lily(メリオケ)の発起人で代表です!広報と会場も兼任しています。
長崎県佐世保市出身。中高一貫の吹奏楽部でフルートとピッコロを始めました。オーケストラは大学から。学生時代からオケと吹奏楽を両立したり、自ら演奏会を企画制作したり、新しい音楽団体を立ち上げたり、演奏するのも運営するのも大好きです。これまで運営に携わった演奏会の数は数え切れません。笑
現在のお仕事はITスタートアップの広報とフリーランスWeb制作。

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