なぜオーケストラをやるのか。中の人Aの場合

こんにちは!オーケストラ立ち上げ隊(@orch_launching)中の人Aです。

突然ですが、オーケストラってとても非効率的な活動ですよね。

 

情報通信技術が発達し、世の中のエンターテインメントはどんどんスマホアプリの中へ。

営利企業に勤めていると、生産性向上だのDXだの言われますし、特に最近はChatGPTや生成AIといったキーワードがTwitterで度々トレンド入りするなど、最先端のデジタル技術が世の中を賑わせていますが…オーケストラは昔も今もずっと変わらずアナログです。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、企業ではリモートワークの波が広がり、音楽界隈でもリモートアンサンブルやリモートオーケストラといった動きがありましたね。

しかし。

新型コロナウイルスによる混乱が落ち着いた後もリモートワークの文化はIT企業を中心に残りつつ、リモート演奏の文化はあっという間に廃れてしまいました。

私自身、当時は人と会うことが制限された中でインターネットを通じて少しでも人と一緒に音楽できるチャンスがあったら嬉しいと思っていたものの、音楽はやっぱり「生」がいいなと、今、改めて思います。

 

人と一緒に生の音楽をするためには、日程調整をして、防音設備の整った施設を予約して、それが2~3人のアンサンブルならともかく、数十人~百人規模のオーケストラとなると大変な手間です。

せっかく日程と場所を確保したのに、当日になって急用や体調不良で欠席せざるを得ず…なんてこともありますし、そんなとき誰を責めることもできず、行き場のない気持ちになったりします。

まして演奏会を開催するとなると、大きなホールを予約して、指揮者の先生にご依頼して、選曲や広報活動、打楽器の手配など…そしてもちろん奏者として自己研鑽を日々重ねる必要がありますし、とにかくやることがたくさん。

 

会社員や公務員といった本業がありつつ、所謂「休日音楽家」であるアマチュア音楽家の私たちにとって、仕事やその他の私生活の合間にオーケストラの活動を続けるのは大変なことです。

それなのに、私自身、大学のサークルでオーケストラに出会い、社会人となった今も続けている、というよりも、やめられないのは何故でしょう。

ふと、自分自身に対して疑問に思います。

 

これ!という明確な理由はまだ思い浮かんでいないのですが、

  • 人と一緒に音楽をするのが好きだから
  • これからも一緒に音楽をしたいと思う仲間がいるから
  • 音楽を通じてさらに出会いを広げたいから
  • 練習だけでなく本番でオーケストラの音をホールに響かせられた時の感動が忘れられないから
  • お客様に聴いてもらって拍手をもらえるのがうれしいから
  • まだ取り組んだことのない素晴らしい作品が世の中にたくさんあるから

こんなところでしょうか。

オーケストラをやっているいろんな人にも聞いてみたいです。

 

とはいえ、日常生活を蔑ろにするわけにはいかないですし、仕事による収入がなければ音楽を続けることもできません。

そのために、ワークライフバランス…ならぬオケライフバランスを模索していこうと思っています。

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この記事を書いた人

Orchestra May Lily(メリオケ)の発起人で代表です!広報と会場も兼任しています。
長崎県佐世保市出身。中高一貫の吹奏楽部でフルートとピッコロを始めました。オーケストラは大学から。学生時代からオケと吹奏楽を両立したり、自ら演奏会を企画制作したり、新しい音楽団体を立ち上げたり、演奏するのも運営するのも大好きです。これまで運営に携わった演奏会の数は数え切れません。笑
現在のお仕事はITスタートアップの広報とフリーランスWeb制作。

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