一発オケのつもりだったはずですが(#オーケストラ立ち上げてみた 本編その2)

私がオーケストラを始めたのは、おそらく他の多くの人と同じように、大学のサークルに入団してからです。

どうやら私は楽団の運営をすることが好きなようで、大学1年生の頃から積極的に手を挙げてオケの係に就いたり、サークルの枠を超えて一発オケの運営に参加したこともありました。

オーケストラはもちろんアンサンブルも大好きで、室内楽の団体を立ち上げた経験も。

そんな私の中で、いつ頃からかはっきりとは覚えていませんが、「いつか自分でオーケストラを立ち上げたい」と思うように。

 

とはいえ。

 

いろいろな経験があるからこそ、「はじめること」の難しさと、さらには「継続すること」の難しさを容易に想像することができます。

社会人年数を重ねるにつれて、夢よりも現実に目が行くようにもなりました。

だけどもう一度だけ夢を見たいと思い、前回の投稿に書いた通り、中の人Yと一緒にとある曲に挑戦する一発オケを立ち上げようと決意したのでした。

 

ところがどっこい。

 

私には「本番の直前に次の本番の構想が降りてくる」という悪癖がありまして。

前回の唐突なLINEを送り付けてから数ヶ月。

これまで企画した演奏会の中でも過去一番レベルで大変なアンサンブルの本番3日前、あらゆる準備に追われている中、ふと頭の中に降りてきた内容をまた中の人Yに送りつけたのでした。

主催している演奏会の3日前とはとても思えない壮大な計画。

善は急げ(?)ってなんやねん。

 

「一発オケをやろう」と言っていたのに、どうしてそうなった?と、我ながらつっこみたい。

けれども。

このときにはもう、私の心は決まっていたんだと思います。

 

それから他のメンバーと議論を重ねる中で、具体的なオーケストラの方向性は、この時の思いつきからより洗練されて少し違った形へ落ち着くこととなるのですが。

「継続のオケを作る」というところだけは、このときにはもう。

 

その後、とんとんとんっと話が進んでいき、本番を終えた約1週間後に新メンバー「中の人S」を迎え、3人となったチームでオーケストラの立ち上げに向けた動きがスタートするのでした。

(つづく)

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この記事を書いた人

Orchestra May Lily(メリオケ)の発起人で代表です!広報と会場も兼任しています。
長崎県佐世保市出身。中高一貫の吹奏楽部でフルートとピッコロを始めました。オーケストラは大学から。学生時代からオケと吹奏楽を両立したり、自ら演奏会を企画制作したり、新しい音楽団体を立ち上げたり、演奏するのも運営するのも大好きです。これまで運営に携わった演奏会の数は数え切れません。笑
現在のお仕事はITスタートアップの広報とフリーランスWeb制作。

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